ChatGPT の始め方を解説します。
ユーザ登録とログイン
ChatGPTはユーザ登録なしでも利用できますが、登録すると以下のメリットがあります。
- 会話の履歴を保存できるため、過去のやり取りを見返したり、継続的な相談が可能
- より長い応答が得られるため、詳細な回答や複雑な依頼に対応しやすい
- 追加機能の利用(カスタムGPTやファイルアップロード機能など)が可能に
本格的に活用するなら、登録をおすすめします。
ユーザ登録
まず、最初の画面にアクセスします。
以下の画面が開くので、右上の「新規登録」を押します。

以下の画面が出るので、好きな方法でアカウント登録します。Google などは楽です。今回はメールアドレスでの登録を紹介します。

パスワードを入力して、続けるを押します。

次のようなメールが送られてきます。

コードを画面に入力します。

氏名と生年月日を聞かれるので入力してください。きちんとした会社ですし、後で有料会員になる可能性もあるため、正しい生年月日を入力して良いと思います。

注意事項が出ます。気を付けることは、中央と右側の2点です。
- 機密情報や個人情報は入れないこと
- ハルシネーションと呼ばれているのですが、ChatGPTは嘘をつくことがあること
- 知らないことも回答しようとして、架空の情報を作り出すことがあります
- 逆に言えば、架空の話を作ることができます

以下が、ユーザ登録後の初期画面です。

画面の説明
左のエリアを中心に説明します。
この画面は有料版のもので、無料では一部機能が使えません。しかし、通常利用では困らないと思います。

①と② :新規チャットの開始ボタン。どちらも同じ機能です。
③:どのバージョンのチャット機能を使うか選択するか選択するところ。無料版では、ChatGPT を書いてあり、有料版へのアップグレードを促す表示がされます。(次の画面)

④ GPTs のエリア。「3C分析アシスト」「プロジェクト管理のアシス…」は、自分で作ったマイGPTです。使い方はこちらで解説しています。「マイGPTの活用ガイド ~自分用にカスタマイズされたAIを作ろう~」
⑤ プロジェクト機能。有料版で使えるようになります。過去の会話をまとめておくことができます。
⑥ 履歴です。過去の会話が残っているので後で見ることができて便利です。ただし、どんどん長くなるので不要なものは消しておきましょう。消し方は、消したい記事の右に出る「… 」を選択して削除するを選んでください。

履歴と新規チャットの違い
履歴に入っている過去の会話を選択すると、それまでの会話の続きをすることができます。新規チャットでは、それまでの会話はなかったことにして、新たに会話を開始できます。前の方で入れた情報の影響が出て、ChatGPTの回答が自分が望まないものが多く出るようになってしまったときは、新規チャットを始めると良いでしょう。
使ってみよう
さっそく、ChatGPT を使ってみましょう。
活用できるシーンの例
- わからないことを調べる(例:「○○の意味を教えて」)
- メールや資料の文章を作る(例:「○○についての提案書を作って」)
- 企画やアイデアを考える(例:「新商品のキャッチコピーを考えて」)
- プログラミングのサポート(例:「Pythonで○○を作る方法を教えて」)
これだけでは、何を聞いていいのかわからないと思いますので、もう少し例を挙げます。ちなみにこれもChatGPTに作ってもらいました。
日常での活用
- 情報収集:「○○の歴史を簡単に教えて」「○○のおすすめスポットは?」
- 文章作成のサポート:「友達への誕生日メッセージを考えて」「ブログのタイトルを提案して」
- アイデア出し:「夕食の献立を考えて」「週末の過ごし方のアイデアを教えて」
- 趣味のサポート:「観葉植物の育て方を教えて」「ゲームの攻略法を教えて」
- 英語や他の言語の学習:「この英語の文章を自然な表現に直して」「簡単な英会話フレーズを教えて」
仕事での活用
- メールや資料の作成:「上司への報告メールを考えて」「プレゼン資料の構成を作って」
- 議事録や要約:「この文章を簡潔にまとめて」「会議の要点を整理して」
- スケジュール管理:「効率的なタスク管理方法を教えて」「プロジェクトの進め方を相談したい」
- プログラミングのサポート:「Pythonで○○を実装する方法を教えて」「エラーの原因を教えて」
- 仕事のアイデア出し:「新しいプロジェクトの提案を考えて」「マーケティングの戦略を相談したい」
学習・スキルアップ
- 新しい分野の学習:「機械学習の基本を分かりやすく説明して」「経済の仕組みを教えて」
- 資格試験や勉強のサポート:「TOEIC対策の勉強法を教えて」「基本情報技術者試験のポイントは?」
- 読書のサポート:「この本の要約を教えて」「おすすめのビジネス書を紹介して」
- 論理的思考のトレーニング:「ディベートの練習に使いたい」「この問題に対する意見を考えて」
- ライティングの練習:「小説のプロットを考えて」「論文の導入部分を添削して」
何か書いてもらいたいものは見つかりましたか?気になったものがあれば、ChatGPT に聞いてみましょう。とにかく色々やってみるのが一番です。
使い方のコツ
ChatGPTは、良い質問には良い回答を出してきますが、聞き方が悪いとおかしな回答をしてきます。
以下のポイントを意識すると、より的確な答えを得られます。
- 具体的に指示を出す
- ×「プレゼンの資料を作って」
- 〇「新製品○○について、30代向けに分かりやすいプレゼン資料の構成を考えて」
- ステップごとに聞く
- 「まず大まかな流れを教えて」
- 「次に、詳細なポイントを整理して」
- 「最後にまとめをお願い」
終わりに
ChatGPTを使えるようになったでしょうか?
より良い質問の書き方はこちらに書きました。もしよろしければ、ご参照ください。
・AIをうまく使うためのプロンプトのテクニック
あと、ChatGPTが会話内容を学習に使うという話がありましたが、現在では学習しないようになっているそうです。調べた内容をこちらにまとめましたので、気になる方はご参照ください。
・ChatGPT は会話内容を学習するのか? ~最新のプライバシーポリシーを解説~
有料へのアップグレードについて
ChatGPTの無料版では、最新の大規模言語モデル「GPT-4o」を利用できますが、5時間あたり10回の使用制限があります。この制限を超えると、モデルが自動的にGPT-4o miniに切り替わります。GPT-4o mini は、GPT-4oに比べて劣りますが、基本的な質問やタスクには十分対応できます。
より多くの回数や高性能なモデルを継続的に利用したい場合は、月額20ドルのChatGPT Plusへの加入を検討すると良いでしょう。
課金すると、GPT-4o がたくさん使えるだけでなく、推論が得意な o1 というモデルが使えるので、月額約3000円分の価値はあると思います。毎月更新なので、気に入らなければ解約したらいいと思います。
あとは、Googleが提供している Gemini (https://gemini.google.com/)も無料で使えて、最近はかなりいいと思います。現時点では、会話をAIの再学習に使わないで、会話した内容を残しておくということができないようです。