Audacity の簡単な使い方 (切り取り、フェードアウト、ノイズ除去)

ソフトウェア

ちょっと音声ファイルを短くしたいだけだったのに、使い方に迷ったので記事にしました。

ファイルを開く

  • ファイル –> 開く
  • 画面内にドラッグアンドドロップ

切り取り

  1. 残す部分の範囲を選択して、開始または終了位置がそこでいいか、再生しながら確認します
  2. 右クリックして「クリップを分割」または Ctrl + i を実行します
  3. いらないところを選択して Del キーを押します

    フェードアウト

    切り取ったときに不自然に切れるのを防ぐためにフェードアウトをつけます。

    1. 少し手前から範囲を選択
    2. エフェクト –> フェード –> フェードアウト

    効果が足りない時は繰り返し実行します

    ノイズ除去

    「定常的なノイズ(サーッという音など)」を消す方法について説明します。

    ステップ1:ノイズのプロファイルを取得

    • 波形の中からノイズだけが鳴っている部分を選択(0.5~2秒くらいが目安)
       ※人の声や他の音が入っていない部分が重要です。
    • メニューの「エフェクト」→「ノイズの除去と修復」→「ノイズの除去」を選択
    • 「ノイズプロファイルを取得」をクリック

    これでAudacityが「この音をノイズとして除去すべき」と認識してくれます。

    ステップ2:音声全体からノイズを除去

    今度は波形全体(Ctrl+A)を選択

    • 再度「エフェクト」→「ノイズの除去と修復」→「ノイズの除去」を選択
    • ノイズ除去の設定が表示されるので、以下を参考に調整(初期設定のままでもOKです)
      • ノイズ除去(dB):ノイズの消え具合(大きくすると強く消えるが音質が落ちる)
      • 感度:ノイズとみなす音の範囲
      • 周波数のスムージング(バンド):数値を上げると自然な音に近づく
    • 「プレビュー」で確認し、よければ「OK」をクリック

    ノイズ除去後のチェック

    • 音声がこもったり、声が変になることもあるので、無理に強くかけすぎないことがコツです。
    • 必要に応じて、やり直しや微調整もできます(Ctrl+Zで戻れる)。

    保存

    保存とか書き出しではないので、あれっ?と思うが以下の通り。

    ファイル –> オーディオをエクスポート

    –> コンピューターにエクスポート

    ファイル名、フォルダ、形式などを入力します。形式は wav 以外も色々選べます。

    wav より mp3 の方がサイズが小さいので、音質が気にならなければ mp3 が良さそうです。

    便利なボタン

    以下のボタンで、素材のサイズを画面幅に合わせてくれるので便利です。