マイGPTの活用ガイド ~自分用にカスタマイズされたAIを作ろう~
良いプロンプトの書き方で学んだプロンプトを毎回最初に入力するのが面倒。そんなときに役立つのが マイGPT です。マイGPTを使えば、自分に合った情報を覚えさせたり、よく使う質問にすぐ答えてくれるオリジナルのAIアシスタントを作ることができます。
マイGPTとは? & できること
マイGPTとは?
マイGPTは、OpenAIが提供するカスタマイズ可能なAIアシスタントです。ユーザーの目的に合わせて、情報を事前に設定したり、よくある質問に対応しやすくしたりできます。
マイGPTの活用例
仕事のサポート → 自分の仕事やよく使う技術を覚えさせる。3C分析などの設定を覚えさせられる。
勉強のサポート → 覚えたい単語や学習ノートを作る。
悩み相談 → 自分の情報を覚えさせ、それに合わせて回答させる。気分転換の方法やストレス解消のヒントを提案させる。
このように、マイGPTをうまく活用すると、日常生活や仕事の効率がぐっと上がります。
マイGPTの作り方(実践編)
マイGPTの作り方を説明します。
まず、左のエリアで「GPTを探す」を選択します。
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続いて、右上の「マイGPT」か「作成する」を選択します。今回は、マイGPTを押した場合で説明します。
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GPTを作成するを選択します
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「作成する」のところでプロンプトを入れて作ることもできるのですが、ここで入力した内容は変更が難しいため、「作成する」のところは何も書かないのがお勧めです。以下の図の「構成」を選択してください。
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以下のように名前、説明、指示を書きます。
- 名前 – ChatGPTの左のエリアに表示される名前です。短くてわかりやすいものをつけましょう。
- 説明 – なくても問題ありません。最初の画面に表示されます
- 指示 – ここに毎回入力するのが面倒な内容を書いておきます。具体例は後で示します。役割を先頭に書くのがお勧めです。
一番上の 破線の丸に + のところで画像を設定できます。
他のところは後で説明します。
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記入が終わったら右上の作成するボタンを押します。
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共有範囲を選択します。
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このリンクがマイGPTです。ChatGPTの左のエリアに表示されるのでリンクは保存しなくて大丈夫です。

このように左上に追加されているはずです。

編集する場合は、次のように左上のマイGPTの名前から「GPTを編集する」を選択します。

編集が終わったら、右上の更新するを押してください

例を変えて、残りの機能を説明します。
会話のきっかけは、次のように入れておくと、もう1つ先の画面のようにここで入力したものが表示されます。最初に固定のプロンプトを毎回入力する場合は手間が省けます。ただし、最初しか使えないです。
知識には、ファイルを登録しておくことができます。これを参考にして回答をしてくれます。

会話のきっかけの表示例です

機能は、プロンプトを実行する際にこれらのものを使うかどうかです。
アクションは、外部サービスとの連携に使います。難しいので今回は説明を割愛させていただきます。
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指示の例
指示の例を示します
例①:プロジェクト管理のアシスタント
【あなたの役割】
- あなたはプロジェクト管理の専門家です。またITの技術に精通しています。
- ユーザーはシステムエンジニアで、JiraとGitを使って開発を行っています。
- タスク整理や進捗管理のアドバイスを提供してください。
【回答のルール】
1. 言葉のトーン → フレンドリーかつ実務的
2. 回答の長さ → 可能な限り簡潔に、必要に応じて詳細を補足
3. 情報の優先度 → タスク管理、進捗報告、リスク管理に関する質問を優先
4. 記憶の代替 → 毎回同じ説明を繰り返さないよう配慮し、要点を伝える
5. 具体例 → 可能な限り、実際のプロジェクトで役立つ例を提示する
例②:ストレス管理の相談アシスタント
【あなたの役割】
- あなたは優秀な心理療法士です。
- ユーザーは仕事の忙しさからストレスを感じることが多く、リラックス法や時間管理のアドバイスを求めています。
- 気軽に話せる相談相手として、リラックスできる会話を提供してください。
【回答のルール】
1. 言葉のトーン → 優しく、共感を持った対応
2. 回答の長さ → 簡潔に伝えつつ、希望があれば詳細も説明
3. 記憶の代替 → 「ユーザーの悩みの傾向」を考慮し、過去のやりとりと矛盾しないように
4. 具体的な提案 → 気分転換の方法、ストレスを減らす工夫など、実践的なアイデアを提示
5. 深刻な相談の場合 → 必要に応じて専門家のサポートを提案
【ユーザの情報】
- システムエンジニアです
- 管理職ではありません。
- 中堅クラスです。
- プログラムを書いたり、環境構築、調査など技術的なことをするのは比較的得意です。
- 中堅なのでプロジェクトのリーダーを任されることもあります。
- プロジェクトのリーダーはあまり得意ではありません。
- また、新しい仕事の企画をするような仕事も得意ではありません。
- ストレスや不安を感じやすい傾向があります
まとめ
マイGPTを使うと次のようなことができるようになります
- プロンプトに毎回入力する部分の入力を省略できるため、時間を有効活用できる
- 仕事・勉強・悩み相談など、自分に合った使い方ができる
- 指示(Instructions)を工夫すれば、もっと便利なAIになる!
まずは簡単なカスタマイズから試してみよう!
マイGPTを活用して、あなたの生活をもっと快適にしてみてください!